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韓経:駐日韓国文化院長「若い韓流ファン増やしてこそ韓日関係よくなる」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.12 13:01
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「日本の国民は他の国の人より韓国をよく知っている。したがって他の国で広報するより多くの点で気を遣う。公演、映画、講演のすべてが馴染みのある素材であるため、新しいことを開発するより従来のプログラムを改善しようと努力した」。

金現煥(キム・ヒョンファン)駐日韓国文化院長は最近、日本を訪問した外交部共同取材団に会った席で「韓日両国関係の改善のために若い世代間の交流に焦点を合わせた事業を積極的に拡大している」とし、このように述べた。

 
1979年の韓国初の在外文化院として開設された駐日韓国文化院は、日本国民に韓国文化を知らせる前哨基地の役割をしている。2009年に東京・新宿に移転した韓国文化院は展示場と300議席規模の公演会場を保有する。文化体育観光部所属の金院長は公職生活で日本関連業務を担当してきた文化部内の代表的な日本通だ。金院長は「新しい文化院を設計する時に担当事務官だったが、振り返れば日本が私の道だったと感じる」と語った。

金院長が韓国文化院を改善するために最初に持ち出したカードは「若者」だった。金院長は5月、早稲田大と特別展「早稲田の韓国美術」を共同開催した。金院長は「大学側も韓国文化院での展示を良い機会と考えて教授が無料特講をし、大学生も多数訪れた」と説明した。続いて11月に東京芸術大で両国の在学生が制作した作品を共同展示する行事を開き、好評を受けた。

レベルの高い公演も韓国文化院の認知度を高めるのに寄与した。梨花女子大国楽管弦楽団公演、ミュージックドラマ公演などは噂が広まり、日本観覧客の心をつかんだ。文化院で公演されたミュージックドラマ『あなただけ』は、嶺南(ヨンナム、慶尚道)出身の夫婦が恋人から敵の関係になり、また同行者として生きてきた40年の話を描いた作品だ。ソウル大学路(テハンノ)で長期にわたり人気作品となっている。テレビドラマや映画のほか公演というコンテンツまでが加わり、韓国文化院ができる活動の幅は広がった。

金院長は嫌韓の雰囲気も改善されていると述べ、最近の日本国内の雰囲気を伝えた。「両国の関係が良ければ韓流ファンが友人を連れて文化院を訪ねる。関係が悪くなれば一人で来る。とにかくこうした韓流の核心ファンが確実に存在するということだが、こういうファン層を増やせば両国関係の改善に役に立つはずだ」。

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