【コラム】韓国ビール、なぜまだまずいのかと聞かれたら…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.09 10:16
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大企業寡占構造の韓国ビール業界に小規模クラフト企業等が飛び込んで活気づけている。各々、色と味が異なる韓国製クラフトビールと専用グラス。
期待より良い成果だ。この頃はホップの味が強いエールと果敢で実験的な米国スタイルのクラフトビールが世界的に流行しているが、これを韓国に合わせて取り入れたおかげだ。米国も長くバドワイザー・クアーズなど軽い味のラガーブランドが市場を掌握したが20年前からクラフトビールが頭角を表わして市場占有率を12%まで高めた。韓国のクラフトビールの市場占有率は市場の0.5%に過ぎない。まだ伸びしろが多いわけだ。
私はここまで成し遂げた成果が誇らしい。しかし、政府の規制がビール醸造(ブルワリー)にもう少し有利だったとしたら、結果がどれほど良くなりえたかも気になる。免許取得施設の基準がとても高くて(当時は最小生産量10万リットル)初めは自主的にビールを酒造できず、「カブル」という業者を通じて外注生産をしなければならなかった。結局、零細な規模ではパブを開く方法しかなかった。他の店にビールを納品するのも違法だった。幸い2014年に19代国会で酒税法改正案が通った。おかげで今は一般のカフェで簡単に手製ビールに巡りあうことができ、韓国内の手製ビールの品質も良くなった。