「飛ばし屋」バッバ・ワトソン（３８、米国）が来年から韓国産ボールでプレーする。

国産ゴルフボール生産会社ボルビック（Ｖｏｌｖｉｋ）は米プロゴルフ協会（ＰＧＡ）ツアーで５回も「長打王」になったワトソンと最近、ゴルフボール使用契約を結んだ。

契約条件も破格的だ。４年＋１年の期間にストックオプションを含む年１２０万ドル（約１億３６００万円）を支給するという条件の契約だ。ゴルフボールを使用するほか、腕の部分に会社のロゴを入れてプレーする。ボルビックは来週ごろ契約内容を公式発表する予定だ。

カラーボールで世界市場を開拓しているボルビックはグローバルブランドに成長するため契約金だけで１０億ウォンを超える攻撃的なベッティングでワトソンの心をつかんだ。ワトソンはメジャーのマスターズ（２０１２、１４）で２回優勝するなどＰＧＡツアー通算９勝のロングヒッターだ。

ワトソンがまずボールのテストを提案し、カラーボールマーケティングにも積極的な姿を見せたという。ボルビックＵＳＡのシン・ドンファン代表は「ワトソンがカラーボール使用のアイデアを先に出した。最終日にはピンクのボール、マスターズでは緑のボールを使用するというアイデアが新鮮だった」と説明した。また「ワトソンは普段からマーケティングにも関心を持っている。『ボルビックがカラーボールの代表走者』と語った」と伝えた。

ボルビックのムン・ギョンアン会長は「ボルビックとともに成長できる最高の適任者を見つけた。グローバルブランドへの成長に向けた新たな転機になるだろう」と期待を表した。ボルビックはその間、カラーボールを前に出し、主にシニアと女子ゴルファーから好評を受けてきた。今回、ワトソンの加勢することで、ジュニアと成人男性の間でもカラーボールのシェアが高まると会社側は期待している。

ボルビックは２０１６年現在６５カ国にボールを輸出し、「ゴルフ韓流」ブームを起こしている。５月には韓国ゴルフ用品会社では初めて米国女子プロゴルフ協会（ＬＰＧＡ）ツアー、ボルビックチャンピオンシップを開催した。ボルビックは今年、世界的に売上高１０００万ドルを達成した。