<チャイナインサイト>中国の偏狭なTHAAD報復をどのように乗り越えるか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.07 13:10
韓国の高高度防衛ミサイル(THAAD)システム配備決定にともなう中国の報復が本格化している。韓国に行く中国人観光客縮小に続き、韓流を制限する「限韓令」の発動、そして今度はTHAAD用地を提供したという理由でロッテグループの中国内全事業所に対し税務・消防・衛生など無差別な調査を行っている。こんな中国が果たして21世紀に世界を引っ張っていく大国の隊列に上れるのか疑問が生まれる。中国の偏狭なTHAAD報復の波をどのように乗り越えられるだろうか。
韓中関係は昨年最高と言われた。昨年3月に韓国は日米の反対にもかかわらず中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に加入した。6月には韓中自由貿易協定(FTA)締結に合意し、9月には中国の戦勝節行事に出席した朴槿恵(パク・クネ)大統領が天安門の城楼に上がった。韓国が中国に傾いたという「中国傾斜論」が出てきた。しかしそこまでだった。