【取材日記】創造経済?経済の基本でもしっかりやろう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.01 09:10
2002年もワールドカップ以降に外信が韓国発の記事をこれほど熱心に取り上げたことがあっただろうかと思う。「えせ教祖崔太敏(チェ・テミン)」(ワシントンポスト)から、青瓦台(チョンワデ、大統領府)が購入したバイアグラを取り上げた「青瓦台の青くない錠剤」(AP通信)まで、韓国の根深い権力型腐敗スキャンダルを扱う態度は普通ではない。崔順実(チェ・スンシル)事態は政治で弾けたが本当の問題は経済だ。
いま経済に関心がある人は多くないようだ。「緊迫感」と「注目度」の面で政治ニュースがドラマと芸能番組を上回る状況だ。韓国経済に関心を持つのはむしろ外国企業と外国人だ。彼らは崔順実疑惑が公開された時からこの史上初めての事態が韓国証券市場と産業、経済に及ぼす影響に神経を尖らせてきた。特に国の政策に大きな影響を受ける石油精製、建設、造船など基幹産業の会社と取り引きする外国企業は毎日韓国法人や関連機関に説明と報告書を要求している。グローバルエネルギー会社のA社の関係者は「韓国に頻繁に来る本社役員は北朝鮮がミサイル実験をしても反応は鈍いが今回の件は違う。韓国経済が政治とともに危機だという認識が強いようだ」と懸念する。