トランプ時代の逆説、韓国外交の自律性を高める機会だ(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.11.29 16:41
憤怒と不安の時代だ。「米国優先主義」を掲げたトランプ氏の予期せぬ当選、崔順実(チェ・スンシル)ゲートによる国政まひ、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の核威嚇で、大韓民国が「3災」を迎えているという声も出ている。尹永寛(ユン・ヨングァン)ソウル大名誉教授(65、元外交通商部長官)は「逆説的にトランプ時代には韓国の外交の自律的空間が大きく広がることも考えられる」と述べた。もちろん国政の刷新と収拾を大前提とした場合だ。今月13-21日に米国アジア財団(Asia Foundation)が主催した「米国の対アジアの役割に対するアジア的視点」というテーマの米国巡回討論に出席した尹名誉教授にソウル大の研究室で会った。
--トランプ氏の当選後、米国の雰囲気はどうか。