【社説】議論の激しい国定歴史教科書は押しつけるべきではない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.29 11:24
教育部がきのう大統領弾劾政局の中で国定歴史教科書現場検討本と執筆陣を公開した。教育部の李俊植(イ・ジュンシク)長官は会見で「来月23日までに国民の意見を聞き現場に適用するかどうかを決める」と明らかにした。だが青瓦台(チョンワデ、大統領府)は「撤回はない」という立場のため混乱が続いている。
われわれは政府が昨年10月に国定化を強行する時に懸念を表明しいくつかの注文をした。左偏向と自虐史観が入っている現行の検定教科書が身動きできないよう当代の名望家を筆陣に構成し十分な時間を設けて最高のコンテンツを作れというものだった。検討本を見ると上古代史が補強され近現代史の記述も改善されたことは評価に値する。李承晩(イ・スンマン)、朴正熙(パク・チョンヒ)の「独裁」と親日派行跡が明示され、哨戒艦襲撃と延坪島(ヨンピョンド)海戦は北朝鮮の挑発だったという点も明確にした。