<崔順実ゲート>朴大統領、また対面聴取を拒否
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.29 09:13
朴槿恵(パク・クネ)大統領が検察の「29日までの対面聴取」要請に応じることができないと、弁護人を通じて明らかにした。柳栄夏(ユ・ヨンハ)弁護士(55)は28日午後、「対面要請に対する答弁」と題した文字メッセージを通じて記者らに「大統領は現在、急激に変化する時局に対する収拾案の準備および明日までに推薦される特別検察官候補から特別検察官を任命しなければいけないなど日程上の困難があるだけでなく、弁護人としては昨日検察が起訴したチャ・ウンテク被告と現在捜査中の趙源東(チョ・ウォンドン)元経済首席秘書官に関連する部分に対する準備を勘案すると、検察が要請した29日の対面聴取には協力できず遺憾に思う」と通知した。
野党が29日までに特検候補2人を推薦すれば、朴大統領は3日以内にその中から1人を任命しなければならない。任命された日から特検は捜査を開始できる。これを受け、事実上、朴大統領対面聴取は特検の捜査に移ることになった。
検察と朴大統領はその間、聴取日程をめぐり「15-16日中の対面聴取要請」(11月13日・検察)→「難しい」(15日・柳弁護士)→「18日がマジノ線」(16日・検察)→「来週中に考慮」(17日・柳弁護士)と駆け引きしてきた。その後、検察が崔順実(チェ・スンシル)被告(60、拘束)などを起訴しながら朴大統領を共犯とすると、朴大統領側がこれに反発し、中立的な特検の調査を受けると主張した。