<韓国新歴史教科書>誕生と同時に「植物教科書」に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.29 08:20
韓国教育部が28日に公開した国定歴史教科書(別称・正しい歴史教科書)の近現代史(朝鮮開港以降)の割合は全体の40%以上を占めているという。教育部は、当初論争が多かった近現代史の部分を大幅に縮小すると約束していたが今回守られなかった。朴正熙(パク・チョンヒ)政権に対する叙述も従来の検定教科書に比べて大幅に増えた。中央日報はこの日、韓国教員団体総連合会(教総)所属の教師・教授らと共に国定歴史教科書(中学校『歴史』1・2巻、高校『韓国史』教科書)を分析した。
この日公開された高校『韓国史』教科書で、年表などを除く全体293ページ中133ページ(45%)が近現代史だ。教育部はこれまで「現代史の場合、歴史の当事者と直系子孫が存命中なので議論になるという批判がある」とし「近現代史の割合を少なくして40%以下にする」と何度も明らかにしていた。また、全体教科書分量が400ページ前後だった検定と比べて国定は100ページ以上減ったが、今回公開された国定教科書で朴正熙政権に対する叙述は既存の検定教科書の金星・志学社などの倍である9ページになり、肯定評価も大幅に増えた。