<変わる韓国サッカー>③「スターは要らない」実力第一主義に
ヒディンク監督就任後、韓国サッカーは選手起用や練習、戦術運営などソフト面でも大きな変化を体験した。
就任初期、ヒディンク監督に多くの期待をかけた韓国国民は、コンフェデレーション杯のフランス戦、チェコとの評価戦で立て続けに0-5で敗れた同監督に対し「オ・デヨン(注:五対零の韓国語読み)」というあだ名まで付け、長期の欧州滞在も非難した。
だが結局、ヒディンク監督は自分の追求するものを貫き、クロアチア、米国との評価戦を経て徐々に信頼を取り戻した。ヒディンク監督が韓国サッカーにもたらした変化の核は、次の3つに要約できる。