【社説】朴大統領、秩序ある退陣の道はまだ開かれているが…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.26 11:25
国家権力を私設政府に渡して国政システムを崩壊させた朴槿恵(パク・クネ)大統領が大統領の資格を喪失したのは明白だ。朴大統領は状況を収拾すると言いながら、国をさらに深い不確実性に向かわせている。これは罪を2度犯すことだ。朴大統領は自身の存在が国家だという奇妙な信念にとらわれているようだ。大統領はこのあたりで大統領職辞退を宣言するのが本人のためでもあり、愛国の道でもある。
国会の多数党の野党連合は来週金曜日の2日または再来週の9日に朴大統領弾劾案を議決することにした。ろうそくを持った市民の名誉革命を憲法秩序内で議会システムの中に吸収したという意味で正しい選択だった。昨日、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)セヌリ党院内代表が「弾劾後のロードマップ」が不透明だという理由で野党の弾劾日程に反対すると発言すると、党所属議員から「弾劾に反対するように映る」という批判を浴び、撤回した。これは弾劾日程が国民的合意レベルに格上げされたことを意味する。