【コラム】統営の海で発見した韓国人の国難克服意志
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.24 15:46
先日、番組の撮影のために統営(トンヨン)に行った。特産物のカキを食べ、風景を楽しんだ。故郷のリオデジャネイロで海を見ながら育ったため、実際、統営の海にはそれほど期待していなかった。しかし到着してしばらくすると、その考えは変わった。統営の海は今まで見てきた海の中で屈指の美しさだった。美しい島も多く、太陽を反射して輝く海面と心地よい風は気分を爽快にさせた。一編の詩のように感動的な海だった。
続く説明にさらに驚いた。平和に見えるこの海で数百年前に激しい戦闘があったと聞いたからだ。主人公は外国人の私も知る忠武公・李舜臣(イ・スンシン)将軍だ。出勤するたびに光化門(クァンファムン)と忠武路(チュンムロ)を通過しながら自然に覚えた名前だ。李舜臣公園を眺めながら、ここで繰り広げられた戦闘について詳しく聞いた。12隻の船で10倍以上の敵を退けるなど、説明を聞くほど大変な英雄だと感じた。