<トランプの米国>日本は首相が走るが、韓国は次官級が訪米
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.17 15:59
米次期大統領のトランプ氏を説得するための韓国と日本の対米外交に早くも差が出ている。総力外交戦に出た日本の安倍首相は17日(現地時間)にニューヨークで、世界の首脳では初めてトランプ氏と会談する。米次期大統領が外国の首脳に会うのは異例だ。一方、韓国は次官級の趙太庸(チョ・テヨン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室第1次長を団長とする「高位実務代表団」が16日、ワシントンに到着し、トランプ氏側の政権移行チームの関係者と接触する。韓国と日本はトランプ氏から不公正貿易国、安保無賃乗車国と見なされてブラックリストに含まれたが、外交戦では重量感と速度面で韓国が日本に遅れをとっている。
米大統領選挙でトランプ氏の勝利が決まると、日本は電光石火のように動いた。安倍首相は直ちに河井克行補佐官の訪米を指示した。河井補佐官はワシントンでウィリアム・スタッドマン元国家安全保障局(NSA)長官、トム・コットン上院議員などトランプ氏側の関係者と接触した。安倍首相はトランプ氏との電話では会談の日まで決めた。岸田外相は「米大統領選挙を控えて両候補陣営に構築した人脈があったため、世界で4番目にトランプ氏と安倍首相の電話会談が可能だった」と紹介した。