【社説】朴大統領、国民への約束覆し持ち堪えようとするのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.17 11:04
朴槿恵(パク・クネ)大統領が検察の対面調査要求に当分応じないという意向を明らかにし国政壟断事件の捜査に支障が出ることになった。検察は19日ごろに崔順実(チェ・スンシル)氏と安鍾範(アン・ジョンボム)前政策調整首席秘書官、チョン・ホソン前付属秘書官らをともに起訴し、朴大統領の法理的共犯関係を明らかにする計画だった。検察の公訴状を通じ明らかにされた朴大統領の潜在的容疑は今後国会の弾劾発議と議決だけでなく憲法裁判所の弾劾審判にも決定的資料になると予想された。だが朴大統領は15日に自身の弁護人を通じて対面調査に否定的立場を表明し、検察は不完全な状態で崔氏らを起訴するほかなくなった。検察は18日を「マジノ線」と提示し調査に応じるよう繰り返し要求したが実現の可能性は不透明だ。
検察内部では「検察だけでなく特検捜査も受けるという朴大統領が突然こう出るとは思わなかった」「崔氏の国政壟断事件で完成しなければならないパズルの最後のピースが抜けたのも同然だ」という反応が出てきた。朴大統領が事件の深刻性を知らずひたすら耐え抜くだけなら検察の調査で明らかになった朴大統領の容疑の部分を国民に公開する案も検討しなければならない。