【グローバルアイ】集団催眠の中で行われた米国大統領選挙
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.15 11:17
ワシントンポストは先月24日、「ドナルド・トランプが勝利する可能性はゼロに近づいている」と断言した。ニューヨークタイムズは大統領選挙前日にもヒラリー・クリントン氏勝利の可能性を84%と予測した。ほとんどすべての米国主要メディアがクリントン氏の勝利を予想した。だが結果はそうでなかった。
恥ずかしいがいまになって振り返ってみればトランプ対クリントンの今回の大統領選挙は決して簡単に断言できる選挙ではなかった。米国政治史でフランクリン・ルーズベルトの4選に続きハリー・トルーマンに政権が渡ってから特定政党の執権は最大8年という8年周期説が公式だ。正常な大統領選挙を経て執権した場合で見れば、共和党のロナルド・レーガンが8年再任した後に同党のジョージ・H・W・ブッシュ大統領に譲り渡した程度が例外だ。8年周期説は政権疲労感のためだ。いくらうまくやっても8年前、4年前の支持者の情熱はすでに冷め、代わりに反対派の不満は累積する。この公式によればバラク・オバマ8年の次は共和党だった。