韓経:トランプ氏「韓米FTAは雇用キラー」露骨批判…再協議現実化されるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.10 15:02
9日に終わった米大統領選挙でトランプ共和党候補が勝利したことで、韓米自由貿易協定(FTA)が再協議に入るかどうかに関心が集まっている。トランプ氏は選挙の遊説中、韓米FTAについて「米国内の雇用を殺す協定(job killing trade deal)」とし、再協議を公言した。専門家らは「直ちに再協議をするのは容易ではないだろう」としながらも「自動車・鉄鋼などの分野ではいかなる形であれ通商圧力があることは覚悟しなければいけない」と述べた。「スーパー301条」など貿易報復措置が復活するという予想も出ている。
◆通商圧力は覚悟が必要
大統領の意志だけで韓米FTA再協議が可能かどうかをめぐっては米国内でも見方が分かれる。FTAは議会の承認を経るため、これを再協議したり廃棄するには議会の同意が必要だという主張がある。共和党が上下院で多数党になっても伝統的に自由貿易主義を標ぼうするため、FTA再協議などには容易に同意しないという分析もある。