<崔順実ゲート>崔容疑者が常連だった整形外科院長、大統領歴訪に何度も同行
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.10 08:54
崔順実(チェ・スンシル)容疑者(60、チェ・ソウォンに改名)とチョン・ユラ氏(改名前はチョン・ユヨン)母娘がよく通っていたという有名整形外科に特別待遇疑惑が浮上した。青瓦台(チョンワデ、大統領府)経済首席が海外進出の面倒を見たとする関連者の証言が登場した上、同病院が設立した化粧品会社の化粧品が青瓦台の贈り物用として使われ、病院関係者が大統領の海外歴訪に何度も同行していた事実が明るみになったことを受けてのことだ。
ソウル江南区論硯洞(カンナムグ・ノンヒョンドン)にある「キム・ヨンジェ整形外科」が疑惑の震源地だ。韓国のテレビ放送局JTBCは7日、「この病院を取材している途中に『チョン・ユヨン』『崔会長様』等と書かれた顧客名簿を確保した」と報じた。崔母娘の常連病院だったということだ。1993年に江南で開業したキム・ヨンジェ院長(56)はフェイスリフティング施術(溶ける糸を利用してシワを広げる手術)等を専門にしていたが、一般人よりは芸能人や特殊な層の人々を相手にした施術に注力していた。親族と共に2004年「ジョンジェイコブス」という化粧品および医療機器製造・販売会社を、2011年には事業目的が似ている「Yジェイコブスメディカル」という会社を設立した。崔容疑者のある知人は「崔氏は数カ月単位に整形外科を変えながら通院していた。フェイスリフティングはここ、ボトックスはあそこ、というような感じだった。整形外科が大きくなって目につくようになると、また小さな病院に移った」と話した。崔容疑者はチャ病院系列の健康管理専門病院であるチャウム医院、江原道清平(カンウォンド・チョンピョン)にある清心国際病院などでもスキンケアの施術などを受けてきたという。