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【時視各角】朴槿恵大統領にマキャベリを勧める

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.09 10:04
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非常な時局であるだけに朴槿恵(パク・クネ)大統領に非常な読書を勧めたい。マキャベリの『君主論』と『戦術論』だ。朴大統領の2度の謝罪談話を見て感じたのは、彼女自らなにを間違えたのかわからずにいるのではないかということだった。きのう国会に首相推薦を要請するなど一歩前進はあったが依然として権力に対する未練を残しているようで疑いを買っている。いま政局を解決するカギは大統領の真の反省と心を空にすることだ。これは何を誤ったのかを悟らなければできないことだ。そこで彼女の考えを助けられるような本を選んでみた。朴大統領はマキャベリ的欺瞞術に対してはよく知っているとみられるだけにこの本が適当だと思った。こうしたことに留意して読めば現在の時局判断に役立つかも知れない。

――怨恨は悪行だけでなく善行からも生まれる。善意でしたことも結果が悪を生めばだれでも敵となる。人がすることは動機ではなく結果で評価される――

 
朴大統領はミル財団とKスポーツ財団の設立が「国家経済と国民の暮らしに役立つという望みから推進されたものであり企業家の募金も善意」と述べた。ところが2つの財団問題がふくらむと企業は「ゆすり取られた」と被害者コスプレをし、このお金は崔順実の小遣いになった。

――指導者として最大の悪徳は憎しみと軽蔑の対象になることだ――

大統領国政支持率5%。国民は2度の謝罪にも「下野」を叫び、市民革命前夜に向かって走る。先週土曜日のろうそく集会の整然さから私が感じたのは、政権と政界に対する市民の「軽蔑」だった。大統領の国政壟断の前で組分けして争う与党、代案は出せずに見ている野党、機会を利用して扇動しようとする左右陣営に、国民は「私たちはあなたたちとは違う」と凄絶に叫んでいるのだ。キケロが語ったように、民衆は無知でも真実を見抜く能力がある。

――民衆が特定人に不満や怒りを抱く場合、必要なことは法的に正当な排出口を用意することだ――

いま国民の憤怒は大統領と崔順実に向かっている。大統領が権力の端っこだけでも捕まえようとすれば排出口のない民心はどこで爆発するかもわからない。

――怒った民衆を落ち着かせる唯一の方法は尊敬を受ける優れた人物が彼らの前に姿を現わすことだ――

大統領が差し出した金秉準(キム・ビョンジュン)首相内定者カードは最悪の敗着だった。彼女が首相指名後に開いた初めての記者会見で涙を見せたことに対し、大学生は彼女を見下すあだ名で呼んだ。彼女は軽蔑のニックネームで呼ばれた瞬間すでに指導者として立つ場所を失った。手続きを無視した代価だ。ボールを譲り受けた国会も国民が同意できず疑いを呼び起こす人物を推薦するならば逆風を浴びるだろう。

――人間は権力を持てば持つほどそれを使う方法に不慣れで少しずつ人々が我慢できない存在となる――

朴大統領が自身の権力を間違って使い国民に及ぼした弊害を反省する時間を持たなければならない。

――腐敗した共和政で卓越した人物は嫉妬などで敵対視され、人々は欺瞞と大衆の人気に迎合した者が推薦しただれかを追従する――

国民もなぜ朴槿恵を選択したのか反省する必要がある。彼女の頼もしくはない知的能力と崔太敏(チェ・テミン)と関連した過去は知っていたり最小限感じ取っていた。それでも郷愁のような非合理的感情と政治屋の扇動に目を閉じたのではないのか。非合理的判断と大衆人気に迎合し不適切な指導者を選択した国民もこの不幸な事態の責任から自由にはなれない。

――指導者のいない群衆は何の価値もない存在と変わらない――

国民はもう扇動家が浮かれられないよう冷静にならなければならない。それが野心家を指導者に変える道かもしれない。

ヤン・ソンヒ論説委員

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