【時視各角】「誰が国政壟断したか」 大統領の自白=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.01 13:38
「朴槿恵(パク・クネ)大統領、退け」。市民の叫びがソウル清渓(チョンゲ)広場に響いていた先週末午後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)からは速報が相次いだ。検察と青瓦台が家宅捜索をめぐり正面からぶつかったのだ。崔順実(チェ・スンシル)氏の疑惑に対してただ無力なだけだった検察が正義の検察に戻ったのだろうか。それなら「これまでの政治的修辞を反省して国民の検察になる」という検察総長の一言でもあるべきではないのか。
「死んで詫びる罪を犯しました」。昨日、崔順実氏が帽子を目深にかぶったまま涙声で述べて検察庁に入った。検察は崔氏をできるだけ早く拘束しようとするだろう。ひとまず刑務所に入れないと世論が収まらないだろうから。次の捜査対象はチョン・ホソン前付属秘書官と安鍾範(アン・ジョンボム)前政策調整首席。チョン氏は大統領の演説文など青瓦台文書を流出した容疑(大統領記録物管理法違反)、安氏はミル・Kスポーツ財団の資金集めを主導した容疑(第三者わいろ)だ。