<崔氏韓国国政壟断>崔順実氏、すべての容疑を否認…夜中に緊急逮捕
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.01 07:58
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「秘線国政壟断」疑惑の中心にいる崔順実氏が31日午後、容疑者として取り調べを受けるためにソウル中央地検に出頭した。
元・現大統領の家族でもなかった。企業のトップでも高官でもなかった。周囲の人たちが「会長様」と呼んでいたが、いかなる肩書もない女性、チェ・ソウォン(60)だった。世間は彼女を崔順実(チェ・スンシル)と呼ぶ。
31日午後2時58分、ソウル中央地検庁舎の前に黒の「エクウス」が止まった。車のドアを開けて出てきた彼女に数百のカメラが一斉に焦点を合わせた。帽子、黒縁の眼鏡、スカーフで顔を隠してうつむいていた。明るみに出たものより隠されているものが多い彼女の国政壟断の真相のように顔も隠された。両側に立った検察の職員に保護されながら庁舎の入口に向かうと、非難の声が浴びせられた。「朴槿恵(パク・クネ)退陣」などと書かれたプラカードを持った人たちは声を荒げた。フォトラインが崩れ、一瞬にして押し合う形になった。混乱する国の縮小版だった。不安な目の彼女は検察の職員の体に頼った。