【社説】暴力団の恐喝を超える国政壟断の証拠=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.29 14:30
あたかもパンドラの箱を開けたようだ。光が箱の中を照らすと、闇の中にいたゴキブリが四方に飛び、不正と腐敗の実体が次々と出てきているからだ。崔順実(チェ・スンシル)氏と彼女が手足のように働かしていた側近はドジョウのようにあちこちから抜け出そうと限りなく弁解を並べている。しかし次々と表れる醜悪な国政壟断の証拠を避けることはできないだろう。
「崔順実勢力」は財団を作って企業を恐喝するだけでなく、「税務調査をする」といって企業強奪を図ったという録音まで出てきて、国民に衝撃を与えている。過去の軍事政府でもなかった恐喝と脅迫だ。相次ぐ不正は、ミル・Kスポーツ財団が800億ウォン(約74億円)を企業から脅し取ったのは氷山の一角にすぎないことを知らせる信号弾だ。