韓経:【時論】日本型長期不況を避けるには=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.28 10:18
最近の韓国経済は家計の負債増大で消費需要がふさがり、輸出競争力の低下および世界市場の沈滞で輸出もマイナスになっている。低金利にもかかわらず企業の投資が低調であり、日本型長期不況に入るのではという懸念も出ている。
日本型長期不況とは、日本の「バブル経済」崩壊後の1990年代初めから2010年代初めにいたる景気低迷期をいう。この期間、一時的に経済成長率が高まったこともあったが、全体的には年1%台の経済成長率から抜け出せなかった。日本の長期不況の背景には、不況克服のための日本政府の対応方式があった。日本は赤字公債を発行して景気浮揚に乗り出したが、その方式が地方区議会議員の要求に基づく土木工事の推進だった。構造改革の対象だった汎用性産業は景気浮揚策と海外低価格製品の輸入抑制で生き残った。