【社説】大統領側近不正疑惑、検察の捜査に聖域もガイドラインもあってはならない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.21 14:42
朴槿恵(パク・クネ)大統領が昨日、ミル・Kスポーツ財団の疑惑に関連し、「私の退任後に備えて作られたというが、そのような理由はなく、事実でもない」と否認した。続いて「誰であっても財団と関連して資金の流用など不法行為をしたとすれば厳正に処罰を受けるはず」とし「さらに多くの疑惑が出てくることがないよう監督機関が監査を徹底し、すべてのものが透明に運営されるよう指導・監督することを望む」と指示した。あまりにも遅いうえ国民の感情とは依然として距離がある安易な発言だ。
大企業があっという間に800億ウォン(約73億円)近い資金を出したミル・Kスポーツ財団は、現時点でも疑わしい点が少なくない。国民的な疑惑に浮上してかなりの時間が経過したが、どういうわけか青瓦台(チョンワデ、大統領府)と政府の説明はなかった。全経連は大企業の自発的な募金だと主張した。朴大統領は「確認されていない暴露性発言」と一言述べた後、今まで言及しなかった。与党はチェ・スンシル氏の国政監査証人採択に無条件に反対した。