<大統領側近不正疑惑>朴大統領「退任に備えて財団作る理由ない」…正面突破
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.21 13:09
ミル・Kスポーツ財団疑惑に関連し、これまで対応を自制してきた朴槿恵(パク・クネ)大統領が結局、検察の捜査を通じた正面突破を選択した。
朴大統領は先月22日の青瓦台(チョンワデ、大統領府)首席秘書官会議で、野党のミル・Kスポーツ財団を狙った攻勢について「確認されていない暴露性発言」と批判した。その朴大統領が20日の首席秘書官会議では「誰であっても財団と関連して資金流用などの不法行為をしたとすれば厳正に処罰を受けるはず」と述べ、変化した認識を表した。朴大統領はチェ・スンシル氏の名前に触れていないが、事実上チェ氏に対する厳正な捜査を指示する内容だったというのが青瓦台側の説明だ。
朴大統領の状況認識が変わった理由について、青瓦台の関係者は「最近、チェ氏とチェ氏の娘が株主の会社(ヴィデックスポーツ)がKスポーツ財団事業に関連して大企業に後援支援金を要請したという疑惑が提起されたのが決定的なきっかけになった」と述べた。この関係者は「それまでチェ氏関連の疑惑は実体が不明な流れる雲をつかむ水準だったため、青瓦台が公式的に対応すれば不必要な混乱を招くと考えて動かなかった」とし「しかしチェ氏が利権に介入しようとした具体的な状況が出てきた以上、司法当局の客観的な真相究明を避けることができなくなった」と話した。