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韓経:【コラム】中国がノーベル経済学賞を受賞するのなら

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.18 11:25
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今年ノーベル経済学賞にはオリバー・ハート米ハーバード大教授とベント・ホルムストローム米マサチューセッツ工科大(MIT)教授が選ばれた。契約理論の発展に寄与した功労だ。さまざまな契約と制度の間の力学関係を分析する理論的な軸を用意したという評価だ。

この賞は中国にとって遠い国の話だ。歴代受賞者の3分の2が米国人であるうえ、ほとんどが保守性向の市場経済論者だという理由もある。理由がどうであろうと、世界2位の経済大国の中国がノーベル経済学賞を受賞できないのは、13億人の人口大国の中国が自力でワールドカップ(W杯)本大会に出場できないのと比較されたりする。

 
しかし今後は変わる可能性がある。最近のいくつかの状況展開は、中国がノーベル経済学賞とかけ離れているわけではないという点を示唆している。受賞者選定のトレンドを見てみよう。今までこの賞は新古典学派とマクロ経済学者の専有物のように見えた。こうした学者の研究成果では、日増しに複雑かつ重要になる経済現象と企業行為を分析するのに力不足だった。シンガポール大経済学科のシン・チャンソプ教授の指摘したように「企業がない経済学の悲劇」という声が出るほどだ。「理論と現実が別々」という指摘が絶えない。

今年の経済学賞は大転換した。ミクロ経済学者のハート教授とホルムストローム教授は制度経済学者だ。新古典学派主流の経済学は企業を生産技術の一つと見なし、内部をのぞくことができないブラックボックスと考える。2人の受賞者は企業を契約理論の核心テーマとしている。これは中国の現状とつながる。現在、中国経済学界の最大のトピックは構造改革の持続の可能性だ。国有企業の改革、金融市場の改革、政府機構の改革などが解決課題だ。中国学界ではハート教授とホルムストローム教授の研究は中国に示唆する点があるとし、この分野の研究にさらにまい進する動きが表れている。今後ノーベル経済学賞が今年の原則を維持すれば、中国は受賞に一歩近づくという意味だ。

反論もあるだろう。中国は計画経済体制でありノーベル賞級の研究成果は容易でないという主張だ。現実はそうではない。筆者は上海復旦大で企業管理学の博士課程を踏んだが、中国の赤い資本主義は学ばなかった。指導教授はいつも米国と欧州の最新研究成果と上海駐在多国籍企業地域本部の事例を話した。中国学界が東洋と西洋の経済学の接続を図っているということだ。

中国には西欧理論では説明できない経済現象が無数にある。過去に中国経済がみすぼらしかった時期は経済学研究の核心課題にならなかったが、経済規模世界2位、輸出1位に続き、近く世界最大の消費市場になれば状況は変わる。中国経済の現象に対する新しい理論的分析の枠だけでもノーベル経済学賞に近接するだろう。外的要因もある。「中国版ダボス会議」と呼ばれるボアオ(博鰲)フォーラムはすでに世界的な学者のフォーラムに急成長した。欧州連合(EU)と英国は中国に市場経済の地位を認める可能性が高まったという。中国にとってプラス要因だ。

ひとまず中国の学者がノーベル経済学賞を受けることになれば大きな変化がくるだろう。物理学賞、化学賞、文学賞は個人の栄光だが、経済学賞は違う。研究の流れだけでなく各国の政策にも直接・間接的な影響を及ぼす。中国の経済パワーはさらに高まるだろう。世界は経済学の教科書を書き直すことになるかもしれない。中国が標ぼうする「中国式社会主義市場経済」に今からでも目を向けなければいけない理由だ。それが正しいかどうかではなく、我々と何が違い、どのように違うのかを見てみよう。

パク・ハンジンKOTRA台北貿易館長

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