自動車-14% 携帯電話-10%、韓国10大輸出品すべて後退
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.14 11:38
昨年のサムスン電子と現代・起亜自動車の売上高は韓国の国内総生産(GDP)の20%に該当する規模だ。輸出全体で自動車産業の比率は8%、スマートフォンをはじめとする無線通信機器の比率は6%ほどになる。輸出でも両企業の役割が大きいということだ。
このように電子と自動車、いわゆる「電・車」が疾走する間、他の産業は競争力を失った。かつて世界1位だった造船・重工業と鉄鋼は中国に追い抜かれ、世界トップ5に入っていた海運業はほとんど没落した。代表選手格の「電・車」の輝かしい疾走に隠れ、他の産業の現実を直視できなかった結果だ。輸出依存度が高い韓国経済の特性から、海運業は国内の代表的な基幹産業の一つだっった。国連貿易開発会議(UNCTAD)の集計によると、韓国は2014年まで世界5大海運強国だった。しかしグローバル海運会社が運賃競争をする「チキンゲーム」を進める間、国内の海運会社は競争力を失った。不動の世界1位だった造船産業も同じだ。国際造船・海運市況分析機関クラークソンリサーチによると、9月末現在、韓国の受注残高は2234万CGT(標準貨物船換算トン数)と13年ぶりの最低水準だ。