【中央時評】21世紀のアジアの時代と韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.10 10:50
「21世紀はアジアの時代」という言葉がある。産業革命から数百年間にわたり世界を支配した西欧の時代は過ぎ去り、アジアが主導する時代が到来したということだ。
アジアは地球で最も大きな大陸であり、世界の人口の60%が居住する。世界総生産(購買力基準)に占める比率は1980年には20%未満だったが、今は40%に達する。2015年の中国の比率は17%と、米国・欧州連合を超えた。インド(7.1%)、日本(4.3%)、インドネシア(2.5%)、韓国(1.6%)の比率も高い。今後、アジアが世界経済に占める比率はさらに高まると予想される。
アジアの代表的な知識人、シンガポール国立大のキショール・マブバニ教授は「西欧資本主義は市場にあまりにも依存し、金融危機、経済不平等、環境問題などを解決できず限界に達したが、『アジア資本主義』は市場と政府が協力する新しい経済発展モデルとして過去の半世紀、高度成長と中産層の育成に成功したといわれる。今は西洋がアジアから学ぶべき」と述べた。