趙亮鎬韓進グループ会長「法定管理と物流大乱で国民に心配かけ申し訳ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.05 09:02
韓進(ハンジン)グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長が4日、韓進海運の法定管理に対し「法定管理と物流大乱で国民に心配をかけ申し訳ない」と明らかにした。趙会長はこの日国会で開かれた政務委員会の国政監査に証人として出席しこのように陳謝した。9月1日の法定管理申請後に趙会長が公開の席上に出てきたのは初めてだ。
趙会長は法定管理を申請した背景について「数兆ウォンから数十兆ウォンの政府支援を受ける外国海運会社の低価格攻勢と物量攻勢で競争に限界を感じた」と説明した。引き続き「法定管理に入れば物流大乱などさまざま問題があり、(構造調整過程で)韓国政府に支援を要請したが、私の力不足で説得に失敗した」と付け加えた。これについて国政監査に出席した李東杰(イ・ドンゴル)産業銀行会長は「韓進海運が荷役費や燃料費など6500億ウォン(約594億円)の債務を負っている状態のため物流大乱が起きるほかない構造だったが、公的資金で個別企業の仕入れ債務を返すことはできなかった」と話した。