韓経:【コラム】民族主義を超えた世界市民教育であるべき=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.30 14:35
韓国はすでに世界化(グローバリゼーション)時代の中心に立っている。2015年現在で在外同胞が718万5000人余りに達し、韓国を訪れた外国人観光客が1323万人余りに達する。先月発表された教育基本統計によれば2016年現在の小・中・高校の多文化家庭の生徒数が9万9186人と10万人に近づき、大学教育を受けるために入国した外国人留学生数は10万4262人で10万人を超えた。特に昨年の小・中・高校の生徒数は全体的に20万6000人余り減少したにもかかわらず多文化家庭の生徒数は毎年20%程度ずつ増えている傾向だ。このように私たちの日常生活がいつのまにか多様な文化と民族が共に調和していかなければならない1つの世界生活になったのだ。
光復(解放)後この70年間、教育政策を立案して施行する過程で最もありふれたように使ってきた方法の1つは米国や日本など先進国の教育政策を模倣するというものだった。このような「模倣型」あるいは「追撃型」の教育政策はこれまで韓国の教育発展に大きく寄与した。だが21世紀を迎え、もはや韓国が模倣したり追撃したりするほどの対象を外国から探すのが難しいだけでなく、その効用性もほとんど消えた。