辛東彬ロッテグループ会長、拘束令状棄却…「拘束されれば日本に経営権移ったはず」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.29 07:54
「本当によかった。グループ内外で心配が多かった。これから経営の懸案を収拾しなければいけない」。
辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長(61)に対する検察の拘束令状が棄却された。ソウル中央地裁のチョ・イヨン令状担当部長判事は「拘束の理由と必要性を認めがたい」として29日午前4時に令状を棄却した。日本の経営者に移るところだった経営権は今回の裁判所の決定で維持されることになった。
29日午前5時、「シャワーを浴びに行く」というロッテ関係者の文字メッセージをきっかけに行われた電話インタビューは淡々とした言葉で始まった。中央日報EYE24チームの未明のインタビューで、この関係者は「今後、裁判があり、また検察との激しい攻防があるだろうが、辛東彬会長が拘束されず経営権を維持することになったのは幸い」とし「ロッテ免税店ワールドタワー店事業権の再承認やロッテワールドタワー竣工式など経営上の懸案に注力する」と明らかにした。