【グローバルアイ】核武装・戦術核はオプションでない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.27 09:03
北朝鮮の核弾頭爆発試験後、韓国社会ではさまざまな対策が浮き沈みしている。危機意識や挫折感を考えれば自然なことだ。北朝鮮の3代にわたる核への物神崇拝を考慮すれば遅いほどだ。現実的な代案に対する国民的な確信が急がれる。
核保有論から見てみよう。一部の人たちは簡単に口にするが、現実的に不可能だ。我々が公開的な核武装の道に進めば、北朝鮮の前てつを踏むことになる。核拡散防止条約(NPT)脱退などを通じて国際不拡散体制から抜けなければいけない。その瞬間から国際社会の制裁が始まる。電力生産のための核物質の供給が中断し、輸出ルートもふさがる。貿易立国、エネルギー分野の原発立国の終焉だ。我々はプルトニウムを得るための再処理施設と高濃縮ウラン生産施設もない。韓米原子力協定上、核物質の軍事的転用もできない。核開発に進めば韓米同盟が解体するかもしれない。かといって秘密核開発が可能な時代でもない。南北間の核を通じた恐怖の均衡は永久分断と韓半島(朝鮮半島)自滅の道でもある。統一を歓迎する国があるだろうか。核武装はオプションにならない。