韓国ベビーブーム「58戌」世代、引退する時にはどんな影響が?(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.09.16 16:04
韓国のベビーブーム世代といえば、真っ先に思い浮かぶのが「58年戌年」だ。1955年から1963年までの第1次ベビーブームであえて58年生まれの戌年が強調される理由は、この世代が上級学校に進学する時から「平準化」あるいは「卒業定員制」などの大々的な変化があったうえ、社会生活を始める時に「3低好況」という最高の好景気を経験したからだろう。すなわち58年戌年は数も多く、平均的に見ると成功的な社会生活を経験した世代と見ることができる。
今年「58年戌年」が58歳になった。もちろん公共機関を中心に定年を延長し、全員が今年中に職場生活を終えるわけではない。ただ、ごく一部を除いてはすでに職場生活を締めくくっているのが実情だ。韓国最大の人口集団、中でも核心といえる「58年戌年」の引退は、経済にどんな影響を及ぼすだろうか。