주요 기사 바로가기

【コラム】「金のハクサイ」はくやしい=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.13 13:55
0
とりわけ暑くて長い夏が過ぎ去ったが、類例を見ない猛暑と予想しにくい局地性豪雨の余波はまだ終わらないでいる。最近、「金のハクサイ」「ハクサイ価格3倍暴騰」等の見出しがテレビと新聞、インターネットを飾り、目にしない日はないほどだ。だが、冷静に考えてみる部分がある。

まず、「ハクサイ価格がなぜ上がったのか」をじっくり見てみければならない。ハクサイは涼しい気候の下で栽培される作物だ。夏は高地の相対的気温が低い高冷地で、いわゆる「高冷地ハクサイ」が生産される。高冷地ハクサイは傾いている傾斜面、十分とはいえない水源など栽培環境が厳しく価格も高い。気温や降水量など気象条件により生産量は急変する。

 
ことし7月と8月は記録的な猛暑が続き、江原道(カンウォンド)江陵(カンヌン)や平昌(ピョンチャン)など高冷地ハクサイ主産地の平均気温も30度前後を記録した。8月下旬には集中豪雨が降るなど気象に伴う栽培条件の悪化で高冷地ハクサイの生産量が平年に比べて20%以上減少した。生産量が急減すると生産量の変化に敏感なハクサイ価格は急騰することになる。

二つ目に「ハクサイが実質的に家計の支出にどれほど影響を及ぼしているのか」を考えてみなければならない。農産物は毎日消費される特性のため、少しの価格上昇でも消費者が体感する衝撃は非常に大きい。価格上昇に対して心理的に敏感にならざるをえない。

韓国の年間ハクサイ消費量は一人あたり平均52キロ、約15株だ。ところが消費量のうち60%以上は価格の安い秋ハクサイが占めている。一人あたりの年間ハクサイ消費費用は4万5000ウォン程度だ。少なくてコーヒー数杯、多くても1、2カ月分の通信料よりは安い水準だ。実際、統計庁消費者物価指数によると、ハクサイは全体消費者物価で辛うじて0.17%を占めるほどだ。たばこ(0.29%)や焼酎(0.46%)よりもはるかに低い。高冷地ハクサイの一時的な価格上昇が「庶民物価の非常事態」というほどのものなのか、客観的な判断が求められる。

最後に、最近の食品消費パターンの変化にも注目する必要がある。年間価格変動がほとんどない加工キムチ消費が増えていてさまざまキムチ類やサラダ用野菜、フュージョン加工食品消費も増加する傾向だ。一つや二つの品目が生活物価の決定打にはなりえないということだ。

もちろん「キムチのない食卓」を想像できない韓国国民にとってハクサイの持つ存在感は実に圧倒的だ。だが、生活物価暴騰の主犯をハクサイ一つに背負わせることはハクサイにとって酷過ぎる。熱い炎天下に汗を流してハクサイを育てた生産者に対してまるで暴利を貪っているかのような厳しい視線が向けられるのも残念なことだ。

「アルファ碁も作物づくりはできない」という笑い話がある。アルファ碁も予測しにくい数万種類の変数が作用するのが作物づくりであり農業だ。「金のハクサイ」論争が、単純な一回性の批判を越えて私たちの農産物に対する正しい理解と愛情として新たに生まれ変わる機会になることを願う。

ノ・ジェソン・ソウル大農経済社会学部教授

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0
    TOP