【旅行】秋を代表する餅、韓国全南霊光の苧葉松餅(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.02 14:26
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「餅の本場」全羅南道霊光には松餅体験場がある。いろいろな形でつくった餅を見せてくれた子供たち。
秋夕(チュソク、中秋/9月15日)が目前に近づいた。秋夕には食べ物が豊富で心まで豊かになる。だが、いくら食べる物が多くても秋夕の食膳にないと物足りなく思うものがある。秋夕を代表する節気料理、松餅(ソンピョン)だ。家族みんなが縁側に座り、仲良くあれこれ話に花を咲かせながら松餅を作る様子は秋夕を代表する風物詩だった。名節の風習が次第に消えていっているが、松餅に込められた人々の情は相変わらずだ。「松餅の思い出」を再確認したいと思っているファミリー家族には全羅南道霊光(チョルラナムド・ヨングァン)が旅行コースとしてうってつけだ。霊光特産品のカラムシの葉を使った苧葉松餅が味わえ、しかも子供と一緒に松餅づくり体験も楽しめる。
◆松餅を作っている餅屋だけで128カ所
全羅南道霊光はまさに「餅の本場」だ。人口6万人足らずの霊光郡には餅屋だけで128カ所もある。店ごとに必ずあるのが「松餅」だ。昨年、霊光で生産された松餅は3000トンに達し、霊光は松餅だけで250億ウォンの収益を上げた。