【コラム】アマゾンの試み、トヨタの試み=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.31 09:13
米アマゾンが週30時間、つまり週4日だけ勤務すればよいシステムを導入するという。チーム長からチーム員まですべてのスタッフがこのような体制で働くチームを作る。勤務制度の革新を図りながらも、同時にチーム内で誰かは早く出社して早く帰宅し、誰かは遅くに出社して働くことによって生まれる時間的な非効率をなくしていこうとの試みだ。
アマゾンの発表に、ことし初めアマゾンの勤務環境を批判した米国ニューヨーク・タイムズの記事を再び話題にした人が多かった。「アマゾンでは週80時間以上の勤務に休みも取れない一方、別の仕事仲間のアイデアをこき下ろしミスを告げ口するという企業文化が一般的」という報道だった。ライバル紙ワシントン・ポスト(WP)の大株主であるアマゾンをこき下ろすのがねらいという分析もあった。
今回のアマゾンの発表をめぐっても、ニューヨーク・タイムズの当時の報道によって失墜したイメージを引き上げるためのものでないかとの話も出ているようだ。しかし、企業文化に大きな変化をもたらす政策を単なる「イメージショー」のために導入したと見る解釈には無理がある。