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アイドルからクリエーターに…BIGBANG10周年、アイドルグループの新たな道開く(3)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.29 17:24
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◆両性的な魅力吹き出すG-DRAGONはジェンダー研究対象

韓国でセレブリティ研究が本格的に始まれば、G-DRAGONは恐らく優先的に研究されるべき存在だと考える。挑発的な衣装で『Like a virgin』を歌った時期のマドンナについて女性学的・社会学的研究が行われたように、千の顔を見せるメディア・セレブリティであるG-DRAGONに対するジェンダー研究もやはり可能だろう。彼は女性と男性に同時にセックスアピールをする独特の両性性を実現しているためだ。

 
韓国のアイドルを規定する両性的(androgenious)という修飾語が最もふさわしいと同時に、彼のグローバルファン層は両性愛的(bisexual)に反応する。彼の少年的な容貌は、あふれるセックスアピールを巧妙に覆い隠す役割をし、女性の服と男性の服を行き来する自由なファッションが可能な「ゼロ度(degree zero)の体」は多様なジェンダー感受性が投射されることができる空間だ。彼がミュージックビデオで見せてくれる致命的な視線は彼の少年性とアイドルのイデオロギーを裏切って受容者をデカダン(耽美的)な欲望の主体に転換させる。

お兄さんたちの「刃物の群舞」文化の中にデカダンスだなんて…。私はいつかK-POPについて白人の美学に黒人の音楽を駆使する雑種性を持って「酒、麻薬、自由な性関係を連想させる西欧のグループとは違い健全なアイドルのイメージ」、また一切の不穏さや政治的抵抗がない『安全な』音楽をするのに西欧の多文化の若者だけでなく中産層にも親和的だと書いたことがある。BIGBANGの音楽とミュージックビデオはこのような評価の境界線に置かれている。従順ではないエゴを表わすのに趣向的な拒否感に合う可能性もあるが、直接的に政治的な異見を刺激しうる振る舞いは全くしないためだ。性的マイノリティの人権問題が韓国社会および世界的イシューに浮上した今日、性的アイデンティティの自由を全身で駆使している900万人のフォロワーを持ってG-DRAGONは依然として音楽の中だけで口を開き、それも他人ではなく自身についてのみ発言する。

こうした態度はシステムの犠牲者というアイドルイメージを落とし込んでしまう役割をして所属事務所からの自由、自分の音楽の主体になったセレブリティイメージを強化するが、自らをアイドルの境界の中に閉じ込めることでもある。

◆韓国的な興に溌剌さと曲がった部分

精神分析学を動員する初期のミュージックビデオから含蓄的で強烈な記号の連続である『FANTASTIC BABY』『COUP D'ETAT』『BAEBAE』に至るまで、「家に帰らず僕と遊ぼう」というBIGBANGの音楽が保守的な韓国社会の過度に慎ましい大衆音楽の中に溌刺とした「曲がった部分」を持ち込んだことは高く評価することだ。

カラーとジェスチャーのK-POPらしい派手さにBIGBANG的な過剰さが増した彼らのダンス音楽は、常に非常に楽しい群舞で終わる。ところで彼らが発生させる多彩な興は、逆説的にも非常に「韓国的」なのだ。実際の歌詞と映像の中に「みんなで一緒に遊ぼう」「みんな動くな」など子供の遊び言葉が登場し、デモ現場が再演されたりもして、あん餅・民謡・韓服・北清獅子舞遊びのような民俗的要素が挿入されたりもする。何よりもステージを飛び回って作り出す興は、肩を揺らす韓国式の広場遊びの興と非常に似ていた。またロックの全盛時代に最も強烈な叙情性が込められたバラードがハードロックグループによって作られたように、G-DRAGONが作曲してBIGBANGメンバーの美声が際立つバラード曲はアイドルグループが見せられる最も叙情的な曲になったりもする。

今やデビュー10周年を迎えたBIGBANGは、彼らが積み重ねた10年間の楼閣から降りてきて軍入隊という現実と向き合わなければならない。アイドルの軍入隊はメディア・セレブリティとしての自分たちの存在を埋もれさせてしまい、2年後に忘却から復活できるかをテストする期間だ。再び戻っても軍入隊前後のグループが大衆音楽界で同じ地位、同じ姿を取り戻すだろうという保障は全くない。気力が尽きて倒れ、再び起きてステージの上で自身の役割をやり遂げる『MADE』の映画の中のGDの姿の中にBIGBANG最高の栄光の瞬間を最大限、完ぺきなものにしようとする必死のもがきが垣間見えた。70歳になってもローリング・ストーンズのようにステージ上に立ちたいという彼の願いが必ず成就することを。

ホン・ソクギョンソウル大学言論情報学科教授


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