猛暑が目覚めさせた後進国伝染病=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.29 15:51
今年夏の猛暑が海と陸地の菌を目覚めさせた。韓国国内で15年ぶりにコレラが発生したのに続き、A型肝炎・疥癬など後進国型感染病も発生している。コレラは海水の温度上昇と関係がある。疾病管理本部のチョン・ギソク本部長は「慶尚南道統営(トンヨン)の海水の温度が2006-2015年(24.5度)に比べて上昇(5度)したのがコレラの原因と推定される」と述べた。コレラ菌が「プランクトン→魚介類→人」と移動したのだ。
今月1-25日のソウルの気温は29.6度と、平年(1981-2010年)より3.6度高かった。最悪の猛暑だった94年のソウルの気温(28.2度)を1.4度上回った。ソウル大病院感染内科のオ・ミョンドン教授は「地球温暖化で激しい暑さとなり、今年は尋常でないこと(感染病)があるかもしれないと心配していた」とし「暑さで活動が増えた蚊・ダニ媒介の病気がさらに大きな問題」と話した。