【社説】通貨スワップなど米国発金利引き上げ対策を立てる時=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.29 08:29
韓日両国が「新通貨スワップ」協議を始めた。柳一鎬(ユ・イルホ)経済副首相と日本の麻生太郎財務相は一昨日に両国財相会議を開き、昨年2月に終了した通貨スワップ協定を再開することにした。通貨スワップは緊急に外貨が必要な時に自国通貨を預けて相手国の通貨や米ドルを借りてくる制度だ。1997年の外国為替危機時に1ドルでも惜しむ経験をした韓国としては、外国為替危機を遮断する安全弁になりうる。
現在韓国は中国・インドネシア・アラブ首長国連邦(UAE)・マレーシア・豪州などと計1190億ドル(約12兆1300億円)規模の通貨スワップを締結している。さらに今年6月末に外国為替保有額は3698億ドルを記録している。2つを合わせれば計5000億ドルに達する外国為替を動員でき、非常時の外国為替の防御実弾は豊かだと言える。