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【社説】後進国型伝染病防ぐ防疫体制を確立しよう=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.24 13:45
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代表的後進国型伝染病のコレラが15年ぶりに韓国で発生したことは衝撃的だ。疾病管理本部によると光州(クァンジュ)広域市に住む59歳の男性会社員の可検物からコレラ菌が確認された。10日に軽い下痢と腹痛の症状で入院したこの男性は、韓国国内の海へ避暑に行き、現地で刺し身を食べた。保健当局はこのことから刺し身料理屋で感染した可能性に重点を置いている。

伝染病防疫で最も重要なのは初動対処であり、コレラは感染力が強い1群法定感染病だ。したがって保健当局は使える資源を総動員して疫学調査を迅速に進めなければならない。これを通じて感染の原点を探し、もしや発生しかねない追加感染を防がなければならない。患者周辺の無症状感染者も徹底的に調査し拡散の可能性を根元から遮断することも必須だ。疫学調査対象者は調査に誠実に応じることが共同体の義務であることを自覚し協力しなくてはならない。

 
汚染された魚介類や水を通じた感染が大部分のコレラは西南アジアやアフリカなどで主に発生する代表的な水因性伝染病だ。韓国では2001年以降発生しておらず、2003年以降に見つかった韓国人患者57人は全員海外で感染した。このように15年間「コレラ清浄国」だったことからむしろ防疫態勢は緩んでいたかもしれない。保健当局は今回の発病を契機に学校と飲食店、海水浴場をはじめとする観光地、地域社会などで衛生点検を徹底しなければならない。特に夏季に生で食べる食品を緊急点検する必要がある。手洗いの習慣化など保健教育と公共広報も体系的に強化しなければならない。

これと合わせ、1本100ウォンもしない使い捨て注射器を不当に再使用して起きたC型肝炎集団感染が再発したこともあきれたことだ。疾病管理本部はソウル銅雀区(トンジャクク)のJS医院(前ソウル現代医院)を対象に疫学調査に入ったと22日に発表した。昨年ソウル陽川区(ヤンチョング)のダナ医院と今年初めの江原道原州市(カンウォンド・ウォンジュシ)の漢陽(ハンヤン)整形外科医院に続き3回目だ。

さらにあきれたことは今回の問題が診療費不当申告と関連した公益申告過程で始めて明らかになったという点だ。健康保険審査評価院が申告内容を調査する過程でこの病院で診療を受けた患者のC型肝炎検査の結果抗体陽性率が17.7%で韓国人平均の0.6%よりはるかに高いという事実がわかった。使い捨て注射器を再使用してC型肝炎の集団感染が発生してもこれを見つける警報システムさえまともにないという事実が新たにわかった格好だ。さらにどれだけの病院・医院でこうしたあきれた事態が広がっているのか推察さえ難しい。これを見つめる国民はひたすら不安なだけだ。

韓国政府は使い捨て注射器の再使用やC型肝炎集団感染などを監視できる保健安全警報システムを構築しなければならない。根本的な対策がなければ国民が無防備にさらされ再び被害を受ける悪循環が続くほかはない。保健医療先進国に進んでいくなら医療技術の発展と物量の拡大ではなく安全システムから固めていかなくてはならない。

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