<日本の製造業の復活>(上)米国の革新と比較される日本の革新
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.17 09:47
日本は長寿企業の天国だ。KOTRAによると2012年基準で200年以上の長寿企業が3937社に達する。世界の長寿企業7212社のうち55%が日本企業だ。ドイツが1805社、英国が467社で、韓国は1社もない。専門家らは世界大戦の惨禍を体験したにもかかわらず日本に長寿企業が多い理由として、「伝統に逆らわない革新」を挙げる。
1926年に創業した化学会社東レの歴史は変身の連続だ。もともとは化学繊維のレーヨンが主専攻だった。だがレーヨンなど既存事業がピークに達する前に専攻を変えた。繊維の東レからプラスチックの東レ、炭素繊維・電子情報素材・水処理膜など先端素材の東レへと進化した。10年ほど前からはユニクロと組んで機能性衣類素材開発に参入し跳躍の転機を作った。日本の産業界では変身の渦中にも流行に揺らがず30年以上にわたり炭素繊維を「新成長動力」のリストに載せ推し進めてきた東レの革新の流れを「東レ流」と呼ぶ。