<日本の製造業の復活>(上)韓国経済、革新で復活した日本の製造業から学ばなければ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.17 09:03
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オープンイノベーションハブ全景。(写真=各社)
1934年に創業した富士フイルムは過去に米コダックとともに世界のフィルム市場を二分した。だが90年代後半にデジタル化が本格化し会社の未来は不透明になった。危機は生存本能を覚ませた。2000年代初めから始めた革新を通じ完全に違う会社に生まれ変わった。数十年間蓄積したフィルムの基本技術を基に液晶テレビ素材開発に飛び込んだ。フィルム開発過程で20万個以上の化学成分を合成した経験を生かし、化粧品・医薬品市場にも進出した。
革新の結果、2000年に1兆4000億円規模だった売り上げは昨年2兆5000億円に増えた。昨年の営業利益1900億円は過去最高水準だ。同じ期間に54%に迫っていたフィルム(イメージ)関連事業売り上げの割合を昨年は15%水準まで減らした。LG経済研究院のイ・ジピョン首席研究委員は、「変身を拒否したコダックが没落する間に富士フイルムはしっかりとした筋肉質の会社に換骨奪胎した」と評価した。