【コラム】オリンピック愛国主義の終焉=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.17 08:41
14日、オリンピック(五輪)代表チームがホンジュラスに0-1で負けるとイ・ヨンピョ解説委員はこのように話した。「韓国が先取点を入れていたらホンジュラスも『ベッド・サッカー』ができなかった。私たちに責任がある」。ばたばたと倒れてずるずる時間を流していた相手側に怒りを覚えたが爽快に悪口は言えなくても「あのように言ってもかまわないのか」と思った。
10年前の2006年ドイツワールドカップのグループリーグ最終戦、副審の旗が上がったのにスイスの2点目のゴールが認められると国民だれもが沸き立った。ある解説者は「これは詐欺」だといって語気を高めた。唯一シン・ムンソン解説者だけが「オフサイドではない。ゴールが正しい」と言って袋叩きにされて結局、退出させられてしまった。重要なことは真実ではなく、はけ口だった。それでイ・ヨンピョの言う事がまっとうすぎる声が今回も国民の逆鱗に触れるのではないかと思ったのだ。だがインターネットには「負けたのは悔しいが『国ポン』(国家とヒロポンの合成語で国家主義を皮肉った言葉)解説は辞退だ」「イ・ヨンピョはファクト爆撃機」としてイ委員を擁護する世論がはるかに高かった。