安倍首相の右傾化牽制する「百済系の天皇」…退位までは山また山(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.08.08 09:09
明仁天皇(82)が8日「生前退位」の意向を直接明らかにすると日本メディアが最近一斉に報道した。これに伴い明仁天皇が存命中に徳仁皇太子(56)に譲位する手続きが後に従う可能性が議論されている。生前委譲が実現される場合、1817年の光格天皇以来約200年ぶりの事例となる。
即位をはじめ天皇と皇室についての諸般規定は、憲法ではなく皇室典範に含まれている。現行の皇室典範には譲位に関する条文がないため、これを実現するには典範の改正が必須だ。専門家会議の諮問を経て改正案を用意するまでに1~2年ほどかかるという。
第125代明仁天皇は高齢だ。2002年の前立腺がん手術、2012年の心臓手術など何度も健康問題が浮上するたびに公務負担を減らすべきだという話が出てきた。これによって2011年、次男である文仁皇太子は激務に苦しめられる天皇にも定年制が必要だと主張した。譲位の最初の理由は健康問題かもしれないが、皇室典範の議論過程では明らかに天皇の過去と現在、未来に関する争論が展開するだろう。その波紋はもしかしたら日本の平和憲法改憲問題に次ぐものかもしれない。