「クリントン氏、対北朝鮮さらに頑固に…韓国排除し朝米対話の可能性も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.28 16:27
2010年5月26日、韓国政府ソウル庁舎別館3階国際会議場で当時のヒラリー・クリントン米国国務長官が韓米外相会談を終えて記者会見を行った。その年3月に起きた北朝鮮の天安(チョナン)艦爆沈事件について韓国が5月24日に対北朝鮮制裁措置を発表してから2日後だった。クリントン氏は「韓国政府を支持する」として「米国は北朝鮮と北朝鮮の指導者に責任を問う」と強調した。
その年の7月21日クリントン氏はロバート・ゲイツ国防長官と共に板門店(パンムンジョム)共同警備区域(JSA)も訪れた。米国務・国防長官が並んでJSAを訪問したのは初めてのことだった。北朝鮮に対するクリントン氏の強硬基調を見せた場面だ。このような基調は米国初の女性大統領候補になった今でも相変わらずだ。
25日(現地時間)、米民主党は政綱に北朝鮮をグローバル威嚇国家に指定した。「最も抑圧的な政権(the most repressive regime)」という表現も使った。金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長には「加虐的な独裁者(sadistic dictator)」というタグをつけた。クリントン氏の外交策士であるジェイク・サリバン外交調整政策官は「クリントン氏にとって北朝鮮問題は最優先イシュー」と話した。