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【コラム】責任者はだれだ=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.27 13:08
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危機が迫れば本性が出てくる。仕事がうまくいけば自身の役割を大きく膨らませ、事故が起きれば自身の役割を減らして話す。失敗に対し責任を負うべき人がいないということはそのことを積極的に推進した人もなかったという意味だ。初めから失敗が予告されていたという話だ。

責任というものは明確でない場合が多い。追及すれば上級者にやらされたから、圧力を受けたからだと弁解したりもする。そうしてたどっていけば責任を負うべき人は社長だけだ。さらにその社長まで権力者、社会構造がそのように強要したと話すかもしれない。それでもすべての責任を転嫁することができるのではない。

 
フランスのミッテラン元大統領は高速鉄道TGVを売るために奎章閣(キュジャンガク)図書を「永久賃貸」方式で返還すると話した。1993年に訪韓しそのうちの1冊を持ってきた。ところが最後の瞬間にフランス国立図書館の司書が本を抱いて渡すことはできないと涙を流した。結局説得の末に韓国側に「賃貸」して行った。だがその司書はパリに戻ると「国益と職業倫理と良心に反する行動をするほかなかった」として辞表を出した。

権限と責任は一緒にある。その司書が強情を張れたのはそれだけの権限を与えられたためだ。大統領であれ無視せず。韓国ならば「腹を切って上げましょうか」と威嚇しなかっただろうか。外交を台無しにするのかと言いながら。

韓国は責任も権限もごちゃまぜだ。力の強い人は規定よりも多くの権限を持ち、少ない責任を負おうとする。結局は大統領だけが見える。だからことが起きればだれもかれも大統領に押しかける。ナチスドイツの蛮行をヒットラー1人が犯したように。任期末になりこうした現象がもっと深刻になっている。歳寒図のように天気が寒くなり松の木ばかりが青く見える季節が近づいている。

なぜこのようになったのだろうか。まず朴槿恵(パク・クネ)大統領の自業自得だ。万機親覧が行き過ぎる。政権序盤期から政府人事を終えるのに1年以上かかった。政権後半に入った最近では空席のまま先送りされているポストがある。青瓦台(チョンワデ、大統領府)が直接指名する前には何もできない。

上下関係だけで疎通した。報告と指示だけだ。朴大統領は長官らに「それが(対面報告が)必要だと考えますか?」と尋ねた。報告書は整理され、精製された内容しか伝えられない。討論や相談ではなく指示だけ受けることになる。国政に正解はない。大統領が長官らの頭を借りて考え決める過程だ。勤政殿(クンジョンジョン)の御座ではなくビンラディン射殺時にオバマ大統領が座った状況室の隅の席が必要だ。だからと権威は崩れない。


【コラム】責任者はだれだ=韓国(2)

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