韓国、1日でがん細胞の40%を食べる「超小型ロボット」を世界で初めて開発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.27 08:41
がんを治療する医療用マイクロロボットが登場した。全南(チョンナム)大学機械工学部のパク・ソクホ教授チームは26日、未来創造科学部の支援を受け大腸がん・乳がん・胃がん・肝臓がん・すい臓がんを治療できる直径20マイクロメートルの超小型ロボットを世界で初めて開発したと明らかにした。このロボットの実体は免疫細胞のひとつであるマクロファージ(大食細胞)だ。マクロファージは人体に異物が入ってくると先鋒隊として異物を取り込んで消化する免疫作用を持つ。
異物を取って食べるという特性を利用し研究陣は抗がん剤を入れたナノ粒子をマクロファージが食べるようにした。マクロファージに抗がん剤を入れることになる格好だ。このように抗がん剤を食べるマクロファージになぜ「ロボット」という名前を付けたのだろうか。リモコンでロボットの腕や足を操作するようにマクロファージもコントロールできる技術を確保したためだ。ここでリモコンの役割をするのが磁場だ。