韓経:日本、円高で輸出減少、物価は「ストップ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.26 11:39
日本銀行(日銀)の黒田東彦総裁が28、29日の金融政策決定会合を控えて深く悩んでいる。日銀がこの日の会合で追加の量的緩和を断行するという期待感から日本円はこの1カ月間で6円以上も落ちたが、市場の期待に及ばない緩和案が発表されれば反騰するという見方が支配的であるからだ。
ブルームバーグ通信が金融政策決定会合を控えて実施したアンケート調査で、41人のエコノミストのうち32人が今回の会議で日銀が追加の量的緩和をすると予想した。10人のうち8人で、2013年4月に日銀が量的緩和に入った後、最も高い「追加緩和」回答率だ。追加緩和案(重複回答)としては72%が上場指数ファンド(ETF)買い入れ限度拡大を予想し、現行-0.1%のマイナス金利の追加引き下げ、年間80兆円規模の国債買い入れ限度拡大などの順だった。しかしこうした案は円高基調を抑えるは力不足という評価が多い。莫大な国債などを抱える日銀はこれ以上の無理な量的緩和案を出すのも難しい状況だ。