完ぺきすぎるマッカーサー、怪物のような北朝鮮軍…『仁川上陸作戦』は14億円かけた反共映画?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.22 10:41
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マッカーサー将軍役のリーアム・ニーソン。(写真=CJエンターテインメント)
『仁川上陸作戦』(27日公開、イ・ジェハン監督)は反戦映画なのか、反共映画なのか。映画を見て真っ先に思い浮かんだ質問だ。この映画は北朝鮮軍が優位を占めていた韓国戦争(朝鮮戦争)の戦況をひっくり返した1950年9月15日仁川(インチョン)上陸作戦を扱っている。正確にはこの作戦を成功させるために北朝鮮軍が占領した仁川に潜入して、軍事情報を収集した韓国海軍諜報部隊の活躍を描いている。147億ウォン(13億7000万円)の純製作費、イ・ジョンジェやイ・ボムスなど豪華な出演陣、仁川上陸作戦を総指揮する国連軍のマッカーサー将軍役にハリウッド俳優のリーアム・ニーソンをキャスティングするなど、製作段階から話題を集めていた。
映画は開始から韓国軍諜報部隊のチャン・ハクス大尉(イ・ジョンジェ)およびその隊員が仁川の北朝鮮軍司令部のリム・ゲジン司令官(イ・ボムス扮)を欺き秘密裏に作戦を繰り広げる過程をテンポよく描写する。戦闘場面や追撃戦など、戦争ブロックバスターらしく派手なアクションを見どころとして全面に出している。