【時視各角】火星から来た韓国政府(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.19 10:49
怪談が流通するのは、何人かの陰謀者たちのせいではない。多くの人が知りたがっているのに適時に正確な情報が提供されなかったり、政府とメディアが不信感を受けたりする時に怪談は恐ろしく広まる。その点でキム・ジョンス漢陽(ハニャン)大学行政学科教授が2011年3月に韓国政策学会報に載せた論文「感情の再発見」」は注目に値する。
キム教授の論文は、ジョン・グレー氏の『火星から来た男、金星から来た女(Men Are from Mars、Women Are from Venus)』のモデルを政府-国民関係に代入している。目標指向的な男性と、関係指向的な女性の差が摩擦をつくるように合理性と課題成就だけ追求する政府と、「感情共同体」である国民の間にも似たような現象が起きうるという話だ。