【時視各角】夜の大統領が気になる=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.11 14:55
率直に言って朴槿恵(パク・クネ)大統領の夜も気になる。青瓦台秘書室長の証言は全く同じだ。「大統領が起きればそれが出勤で、おやすみになればそれが退勤だ。一日中勤めておられる」〔2014年10月金淇春(キム・ギチュン)室長〕、「私が見るにつけ、寝る時間を除けば100%仕事をしておられる」〔1日、李元鐘(イ・ウォンジョン)秘書室長〕。そして2人の秘書室長がいずれも口をそろえて証言する。「あの方の胸中には、ただ大韓民国の発展と国民のほかにはない」と。
韓国の青瓦台はあまりにもベールに包まれていて真っ暗闇だ。青瓦台の警護室次長は国会で「大統領の健康、体力などは第2級の秘密」と証言した。だがフランスはミッテラン大統領のがん闘病を明らかにしたし、2014年にホワイトハウスも「オバマが咽喉炎にかかった」と公開した。これに比べて朴大統領は今年アフリカ・フランス歴訪、昨年4月の中南米歴訪、そして2014年カナダの国賓訪問ごとに疲労を訴えてリンゲル注射を打った。昨年11月のアジア歴訪の後には金泳三(キム・ヨンサム)元大統領の国会告別式を欠席した。また風邪気味でオランダ国王主催の晩餐にも参加しなかったし、今年4月の核安全保障サミットの時は「しばらく洗面所に行っていたら当初の予定より早く撮影が始まって各国首脳の写真撮影に参加できなかった」(青瓦台側の説明)